Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/smile-b/egao-d.com/public_html/wp-content/themes/luxeritas/inc/json-ld.php on line 120

アニメーション講習会 In 鹿児島 アニメ業界に関する貴重な話をきけました。

2017年2月5日に開催された、アニメーション講習会 In 鹿児島に参加してきました。
講師は株式会社トリガー取締役兼アニメーションプロデューサーの舛本 和也さん。
アニメ業界に関する貴重な話をきけるということで、アニメ業界を目指す高校生や専門学校生の方なども多く参加されていました。

本当に業界の生の声、有用なアドバイスばかりで進路について悩んでいるときにこのような講習会に参加できて若い人たちがうらやましくなってしまうとても良い会でした。

会場にはアニメの貴重な素材が展示。資料の袋はカット袋と会の前からテンションあがりました!

資料も情報量たっぷりのものを用意してくださったのですが、袋もトリガーのカット袋という気遣いぶり!
講習会の前からテンションあがってしまいました。

講習会資料カット袋

講習会の会場には、絵コンテや原画の入ったカット袋、背景などトリガー作品の生素材が展示されていました。
なかなか手に取ったり、見る機会の少ないものなので参加された皆さん熱心にみていらっしゃいました。

トリガー アニメーション講習会 In 鹿児島 アニメーション講習会 In 鹿児島

講習会は三部構成。第一部は舛本さんの経歴とともにアニメ業界のことを説明してくださいました

講習会は休憩をはさみつつ3時間の3部構成。
第一部は、舛本さんの経歴とともにアニメ業界のことを説明してくださいました。
舛本さんはアニメに関する講習会を開催されていたり、アニメに関する著書も出されているので、進行も解説もとても丁寧でわかりやすくたっぷりアニメ業界に関する話を聞けました。
やはり業界の最前線にいる方の話は、実用的ですし刺激も受けます。

舛本さんの著書「アニメを仕事に! トリガー流アニメ制作進行読本」も、とてもいい本なのでぜひご覧管さい!

第2部は、キルラキルを題材にしての実際のアニメ制作工程の説明。本物が教材なのでとても豪華でした

第2部はトリガー作品「キルラキル」を題材にして実際のアニメ制作工程の説明がありました。

企画書からシナリオといったプリプロダクション段階から、ファイナルミックスまでの各段階を本物のアニメ素材を利用しての解説をしてくださり、SEのみ載せた素材などアニメのメイキング等みなれている私もみたことのない素材なども交えて、用語の説明ばかりでなく、制作や演出意図なども交えて解説してくださり、とても豪華なメイキング解説でした。

コンテ撮影から本番撮影まで各段階の素材も紹介されていて、最近読んだ「アニメを3D(サンジゲン)に!」に編集の各段階を残している話など見ていたので休憩中質問したところ「 制作チーム全体の作業効率を向上させるプロダクション管理ツール  Shotgun 」のことを教えていただき個人的にありがたかったです。

デジタル作画に使われている「TVPaint Animation」も知らなかったので興味津々です。

第3部は質疑応答。実践的で役に立つ。嘘のないアドバイス。若い人がうらやましいです

最後の第3部は事前に頂いていた質問などをもとにして質疑応答タイムでした。

参加されている方は、アニメ業界を目指す高校生や専門学校生の方なども多かったのでアニメーターになるにはどうすればいいのかなどの質問が多かったです。
模写力、デッサン力、スケッチ、何でも描ける能力。キャラデザなど目指す人には作家性の話などを、現役アニメーターさんが空気を吸うように絵を普段から描かれている話など交えながら話をされていました。

作品を作る「制作」のはなしだけでなく、作品をより多くの方に届け利益を上げるための「製作」の話もされていたので貴重でした。

学生時代やっておいた方がいいことは作品を作りあげること。評価を受けること

アドバイスのなかで学生時代にやっておいた方がいいこと、ポートフォリオとして用意したほうがいいこととして「作品を作り上げること」を挙げられていました。

実は舛本さんは学生時代の友人で卒業制作なども一緒に作っていた間柄です。

ケンタとパンナコッタという作品で、舛本さんが監督をして、私はコンポジットなど担当していました。
YouTubeにアップされていたのでご紹介。
作画にバケモノの子の広場での熊徹と猪王山の戦いを描いた濱田高行くんや、ポッピンQのキャラクターデザイン・総作画監の浦上貴之くんが参加していたりと豪華な卒業制作です。


苦しいこと9割。楽しいこと1割。その1割がいいものを作り上げる。

講習会の中でアニメの楽しいところ苦しいところはなんですか?という質問に「苦しいこと9割。楽しいこと1割」と答えられていました。

でも楽しいこと1割を大切にしつつ制作をされている。仲間と力を合わせて新しいものを作りお客さんに届けることができていることが一番の喜びと言われていて言葉がとても印象的でした。

その言葉を体現する様々な作品に触れられているので、とても心に響く言葉でした。

本当に貴重なアニメ講習会。地方は開催は鹿児島が初!本当にありがたいです

東京や福岡などで開催されていたアニメ講習会でしが、地方での開催は鹿児島が初ということでとてもありがたい開催でした。

とても盛況で満員だったので、これを実績に他の地方でも開催したいといわれていて、こんな素敵な会が各地で開催されて刺激を受けたクリエイターさんが各地で生まれたら本当に素敵だなと思います。

青年会議所も卒業したので今年は仕事ばかりでなく、アニメなどの創作にも時間を割いていければと思っていたのでとてもいい刺激をいただき本当にいい講習会でした!