昭和の僕らはバカでした – “小学46年生”に突き刺さる!「超ノスタルジックエッセイ」読了。
ファミコン、ミニ四駆、ビックリマン、餅まき、柱に身長をきざむ…
あの頃いっぱいもらったもので、いまの自分が出来ていることを思い出せました。
昭和の僕らはバカでした – “小学46年生”に突き刺さる!「超ノスタルジックエッセイ」とは
私の大好きなマンガ「しなのんちのいの作者、仲曽良 ハミ 先生のエッセイ集。
以下、紹介文の引用。
ファミコン、ミニ四駆、ビックリマン……
このワードに“ピン!”ときた
あなたにおすすめです!「アニメ化してほしいマンガランキング2024」1位獲得(AnimeJapan)。
昭和ノスタルジーあふれる思い出漫画『しなのんちのいくる』作者の超自伝的エッセイ。ノスタルジックな共感が爆発する!笑いと感動の全60話を収録しました。
「あの頃」が楽しすぎて忘れることができない大人のみなさんへ――
みなさんの思い出とバッチリ重なるかどうかはわかりませんが、
あの頃の答え合わせを一緒に楽しんでいただけたらうれしいです!
1977年生まれの仲曽良 ハミ 先生は、私と1歳差。
エッセイの中で紹介されている物や出来事は、私の通ってきたものばかり、あの頃を思い出しながら、一気に読了しました。
試し読みはこちら。
— 仲曽良ハミ (@nakasorahami) June 14, 2024
「しなのんちのいくる」の鬼塚さんのような人に私はなりたい
「しなのんちのいくる」は、仲曽良 ハミ 先生の代表作。
ライブドアブログで読むことが出来ます。
コミックもでています。
魅力的なエピソードやキャラクターが満載の本当に素敵な作品なのですが、私の一番好きなキャラクターが、子どもたちと放課後仲よく遊んでくれる近所のおじちゃん「鬼塚さん」です。
奥さんに先立たれて、孤独を感じていた近所のちょっと怖いおじさん「鬼塚さん」が、子どもたちのとの交流を通じて、自分の世界を広げて充実した人生を過ごすようになる様子が丁寧に描かれています。
オニの鬼塚さん 1/12#しなのんちのいくる pic.twitter.com/Ig3ipVpzIt
— 仲曽良ハミ (@nakasorahami) November 11, 2023
いま地域で子どもたち向けのイベントをしていて、町中で会うと「うんちっちおじちゃん」と声をかけてくれる子も増えてきました。
鬼塚さんのように充実した人生を送れるように日々過ごしたいです。
1976年生まれの小学47年生の私には、本当にたまらない1冊でした。
1977年生まれの仲曽良 ハミ 先生は、私と1歳差ということで、私の好きなものはほとんどしょうかいされていたのですが、本に掲載されておらず、私が夢中になっていたものが一つあります。
魔神英雄伝ワタルのプラモデルシリーズ魔神大集合(マシンコレクション)です。
ネットのない時代だからこそ情報の断片を追いかけるのが楽しかった。
鹿児島ではアニメを放送されていなかったので、組立説明書の裏に載っていた「神部新聞」「ドアクダータイムス」で、情報を追いかける作業も楽しかったです。
いまならネットで考察などされるのでしょうが、そんなものはないので、こういう公式のグッズからの情報や、コロコロやボンボンなどからの情報を毎月楽しみにしたものでした。
ここらへんは、ビックリマンシールの裏面の情報などもそうですね。
ワクワクしてみていました。
250円の下敷きを目当てに、自転車で往復2時間の道を通う
隣町の川内市には、おもちゃ屋さんのがらっぱ堂や、アニメのグッズなどを売っていた村上文具店さんなどがあったので、土曜の午前中授業のあと、独占!女の60分を観て、自転車で往復2時間かけて通うというのが、最高の土曜日の過ごし方でした。
電車代が、往復でちょうど下敷き代の250円くらいだったので、下敷き代にお小遣いをまわそうと自転車で激走していました。
アニメの下敷きは、いまでもいくつか残っています。
あらためてあの頃いっぱいもらったもので、いまの自分が出来ていることを思い出せました。
この本の中で紹介されていたモノのほとんどを通り、アニマやマンガを好きになり、アニメの仕事に就いて、いまはその経験などを活かして広告や広報の仕事をしています。
あらためてあの頃いっぱいもらったもので、いまの自分が出来ていることを思い出せました。
コミックでなくエッセイ集ですが、各項目にはイラストが添えられているので、仲曽良 ハミ 先生の世界観を楽しめます。
子どもの頃の同級生と、昔話をしているような、そんなノスタルジィに浸ることのできる素敵な本です!