最近読んだコミックスなのですが、面白かったので紹介します。
人気ブログ「田舎弱小パチンコ店長の日々勉強日誌」を漫画化した作品です。
田舎のパチンコ屋を舞台に、少しでも愛されるお店を目指し現在奮闘中の店長の姿を描いた作品です。
私自身パチンコはやらないので、こちらのブログのことも知らなかったのですが、 自分のお店に対する思い、パチンコ業界に対する熱い思いの込められた素敵なブログでした。
コミックスではその中のエピソードのいくつかが漫画化されているのですが、漫画ならではの演出、キャラクター描写にひきこまれ、ぐんぐん読んでしまいました。
漫画は堀田あきお&かよさんが担当されています。ビッグコミックス読者の私にはひみつの箱などでなじみ深い作者さんです。
お客さんのほとんどが農業を営んでいるそのお店は、晴れの月曜日ともなると店内はガラガラ、新台はなかなか入らないと苦労も多いのですが、田舎ならではの暖かいお客さん、スタッフの方に支えられながら、店長さんの奮闘する姿が、大変面白く素敵に描かれています。
素敵なエピソードはいくつもあるのですが、特に私が感動したのが
「開店の時送られてきた花輪のほとんどが他ホールのお店からのものだった」
と語られる場面。
店長さんのいままでに仕事に対する評価、業界に対する思いが伝わる素敵なエピソードでした。
老人ホームに入るお婆さんのために古い台を探してくる話も素敵でした。最後のお婆さんの表情は、漫画ならではの演出ですね。
状況がどうであれ自分の仕事や業界に対する思いが、いざというときの判断や、自分のこれからの指針になっていくのだと改めて感じました。
どうしてこの仕事を始めたのか、続けているのか。迷いそうになったときには、自分の思いやお客さんの顔が浮かぶそんな仕事を積み重ねていけたら、どんなに幸せだろうかとあらためて思いました。
出先のファミリーマートで表紙買いしたのですが、いい本に出会えてラッキーでした。
コミックスには書き下ろし「田舎弱小店長直伝・優良店の見分け方」や「あきお&かよのきびしいパチンコ修行日記」なども収録されています。
パチンコ好きな方も、そうでない方も素敵な作品なのでぜひご覧ください。
今日は昨日校正いただいたDVDのOKがでたので、納品準備などしています。
楽しい仕事で、自分自身のノウハウもかなりふえました。
いまはひとりでやっているのわけですが、こういったナレッジ的な財産も共有できる仕組みは考えておかないといけないなと最近考えています。
手がけた作品やそれに関するノウハウは独自のファイルを作り管理しています。
たまにみかえすとあの頃にかえれる感じがします(笑)
技術や知識は断然今のほうがありますし、未来の自分のほうがあるわけですが(そうでないと困る)そのときどんなことを考えていたか、どういった思いで仕事に取り組んでいたか立ち返ることができる。大事な道具の一つになっています。