4月からデイケアに通って、認知行動療法プログラムを受けていました。
全8回の受講が終ったので、まとめ記事を書いてみました。
認知行動療法とは
【認知(考え方)」や「行動」に焦点をあてながら、その人が抱える問題に対して目標を設定し、問題の解決を図る、短期の構造化された目標志向型の精神療法(心理療法)です。
認知行動プログラム全8回
全8回のプログラムをまとめました。
第1回 認知行動療法(CBT)とは?
【認知(考え方)」や「行動」に焦点をあてながら、その人が抱える問題に対して目標を設定し、問題の解決を図る、短期の構造化された目標志向型の精神療法(心理療法)です。
第2回 「感情」と「学習行動」について学ぶ
感情は「他の要素」を影響しあって「感情体験」を作り出す。きっかけ→反応→結果
第3回 「認知(思考)」を理解しよう ~考え方を見直してみよう~
最初にパッと浮かぶ「自動思考」ある状況で、その時の様々な影響を受けて自然と怒ってくる思考、イメージ記憶など。
困りごとに繋がりやすい「考え方のクセ」
- 全か無か思考
- 過度な一般化
- マイナス化思考
- 結論への飛躍
- レッテル貼り
- 過大評価と過小評価
- 感情的決めつけ
- べき思考
- 自分への関連付け
- 心のフィルター
考え方を見直す「認知再構成法」3コラムと5コラム
第4回 認知について ー②ー 「考え方のクセ」と「スキーマ」について
「スキーマ」 自分や他人、自分の回りの世界に対して持っている、考え方や行動に与えるパターン・テンプレート
第5回 「行動」を理解しよう ~「感情の回避
第6回 「行動活性化」 ~健康的な行動を増やしてみよう~
行動活性化
気分が落ち込んだときは「休む」のではなく、「楽しめる活動や充実感を得られる活動に取り組む」
好調な時も不調な時も、行動の量(時間の使い方)は一定。
- 泣くから悲しい(ジェームズ・ランゲ説)
- 悲しいから泣く(キャノン・バード説)
気分を変えるより、行動を変えることの方が取り組みやすい。
「健康的な行動」と「不健康的な行動」
行動の見直しには「活動記録表」を用いる
行動実験
- 上手くいっているなら、変えようとするな
- 一度でも上手くいったなら、それをせよ
- 上手くいかないなら、何か違うことをせよ
第7回 リラクゼーション法について、「マインドフルネス」について
リラクゼーション法
- リラクゼーション技法①「呼吸法」
- リラクゼーション技法②「漸進的筋弛緩法」
感情との付き合い方「問題の外在化」
「今この瞬間(現在)」=「今ここ」に焦点を当てる
過去の経験や未来への不安を考えず「今ここ」に自分をとどめる
マインドフルネス
- マインドフルネス呼吸瞑想
- 歩くマインドフルネス
- 聴くマインドフルネス
- 食べるマインドフルネス
第8回 アセーションについて、問題解決技法について、全体のまとめ
アセーション
- 非主張的「私はOKでないけど、あなたはOK」
- 攻撃的「私はOKだけど、あなたはOKでない」
- アサーティブ「私もOKで、あなたもOK」
問題解決技法
- 何が「問題」なのか?を整理して明らかにする
- どの「問題」に取り組むかを決める
- 色々な「解決策」を考えてみる
- どの「解決策」が良さそうか?検討する
- 実行する「解決策」を決める
- 「行動計画」を建てて、解決策を実行する
- 実行してみてどうだったか?をふり返る
まとめのまとめ
受診した際に、ぜひ受講したほうがと言われたのが「認知行動療法」でした。
全8回のプログラムは週ごとに変わるので、仕事の合間に週に1回づつ受講できました。
受講してよかったです。
認知行動療法の基本モデル図は、自分なりにカスタムして部屋に貼りだしました。
自分でコントロールできる「認知」と「行動」に主眼を置いて生きたいです。