エンピツ戦記 – 誰も知らなかったスタジオジブリ。スタジオジブリのクオリティを支えた動画チェック舘野仁美さんのスタジオジブリ回顧録

エンピツ戦記 – 誰も知らなかったスタジオジブリ。スタジオジブリのクオリティを支えた動画チェック舘野仁美さんのスタジオジブリ回顧録 – えがおでドットコムブログエンピツ戦記 – 誰も知らなかったスタジオジブリ読了。
スタジオジブリのクオリティを支え続けた動画チェックの舘野仁美さんのスタジオジブリ回顧録です。
スタジオジブリの広報誌「熱風(ジブリという意味)」での連載記事をまとめる形でスタジオジブリでの日々が綴られています。

エンピツ戦記 - 誰も知らなかったスタジオジブリ
舘野 仁美 平林 享子
中央公論新社
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アニメのクオリティを支える動画チェック

動画チェックは動検、動画検査とも呼ばれる職種です。
アニメは人の手で描かれるわけですが、その中でクオリティの差や演出意図から離れてしまった動画が描きあがってくることがあります。
それらをチェック・指摘し、ときには自ら修正する動画チェックやそれを行うスタッフさんはとても重要な部署です。

私はアニメの仕事をしていましたが、動画検査のある作品に出会えることは稀でした。
スケジュールがギリギリの作品が多かったので、クオリティアップはDVDで!という作品がほとんどで、動画検査の方が参加されている作品への参加は、どのような素材が上ってくるのかと格別楽しみでした。

『となりのトトロ』から『思い出のマーニー』まで。スタジオジブリのクオリティを支えた舘野仁美さん。

スタジオジブリの作品はほとんどの方がそうであるように私も大好きで、「もののけ姫」はこうして生まれた。 [DVD]などのメイキング映像も購入して拝見していました。
舘野仁美さんの活躍はそういった映像の中で拝見していました。

私からみたら天上人のような宮崎駿監督や高畑勲監督のそばで、それぞれの監督やスタジオジブリの作品のクオリティを支えたその活躍や周辺のエピソードが、こちらの本ではまとめられています。

動画チェックは究極の中間苦労職!?様々な苦労を、作品への忠誠心や仕事への誇りやこだわりが乗り越え作品として残っています。

作中でも様々なエピソードを通して紹介されていますが、監督や演出の方の指示などに従ってアニメーターの方が描かれた作画に特にダメ出しをだし、とくにはどうしてこの解釈にしたかというアニメーターさんの思いに応えて、監督や演出の方に伝えないといけない動画チェックの仕事は、様々な方が関わり,]その思いをまとめて作り上げるアニメの工程のなかでも動画チェックという仕事は本当に大変さ仕事だと思います。

私から見たら中間苦労職にみえるほど、内容や責任の重さを感じる動画チェックですが、こちらの本では、舘野さんが様々な苦労を、作品への忠誠心や仕事への誇りやこだわりが乗り越え、素敵な作品を私たちのもとに届けてくださったことが伝わってきます。

アニメの現場に長年かかわられて、様々な有名・天才アニメーターさんとふれあってこられた舘野仁美さんならではのエピソードも興味深かったです。
個人的には、金田伊功さんの魔女の宅急便のジジのエピソードや、大塚伸治さんのタタラ場のシーンの話題などとても興味深かったです。

エンピツ戦記というタイトルも素敵です。いまは鉛筆をカフェの道具に持ち替えて活躍中です。

エンピツ戦記というタイトルも素敵だなと思いました。
エンピツは、アニメーターさんの仕事道具。この本や仕事への思いの伝わるタイトルだなと思い、真っ先に目を引きました。

最近も三菱鉛筆の生産中止に関してアニメーターさんが思いを伝えて、アニメーターさん」がよく使う「橙色、黄緑、水色」についても需要が見込まれると判断し、当面は生産を継続すると発表したというニュースを拝見しました。

三菱鉛筆、アニメーター御用達「硬筆色鉛筆7700番」の生産継続を発表 | マイナビニュース

エンピツはアニメーターさんにとって特別なものですよね。
エンピツ片手に活躍されてきた舘野さんにピッタリなタイトルだと思いました。

作中では、ジブリ解散に関するエピソードも描かれています。
宮崎駿監督や高畑勲監督、鈴木敏夫プロデューサーなど強力な才能のもと活躍を続けてきたジブリならではの終焉や、スタッフさんの心境も案内されていて興味深かったです。

舘野さんもいまはアニメの仕事ではなく東京の西荻窪で「ササユリカフェ」という素敵なカフェをされているそうです。

ササユリカフェ@西荻窪駅から徒歩3分の天空庭園。フルーツマリネとカレー。ガーデンテラス席でゆったり座れる。

アニメの世界で活躍されていたいちアニメファンとしてはさびしいですが、頼まれて若い方向けのアニメのワークショップや講師などされているそうで安心したところでした。

スタジオジブリは解散しましたが、作品への思いやスタッフへのこだわりは作品という形で残っていく

スタジオジブリ解散は、スタジオジブリファンとしてはショックだったのですが、今回こちらの本で解散にまつわる話題に触れられて、大勢の方が関わるアニメの仕事ならではの大変さなどを確認できました。
私がアニメの仕事をしていた頃勤めていた会社も私が退職した後の話題ですが、社長さんが無くなられた後、準自己破産され解散されてしまいました。

しかし今でも作品という形で、アニメを作る際に注いだ思いや情熱に触れることができるアニメは素敵だなと思います。

金曜ロードSHOW!でも、天空の城ラピュタと魔女の宅急便の放送が控えています。

またあらたなジブリファンやアニメファンが生まれるのかなと思います。

追記と近況

帰宅中。

201年のデータを整理しつつ、アマゾンから届いていた本を読み進めたりと自宅を満喫しています。
回線は早く安定していますし、家族や愛犬さくらと過ごす時間もやはりいいものですね。
病院でも親切に接していただいて、スタッフさんもいい方ばかりですが、やはり自宅は格別。
リハビリに取り組んで、早く自宅で過ごせるようにならねばと思いました。

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